Never Ending Polympic Story

Iraq goverment controls its NOC and the IOC put a ban on it. What will happen then?


8月8日に開幕する北京オリンピックを前にして、イラクが揺れている。
7月25日、国際オリンピック委員会IOC)がイラクの参加を禁止したからだ。
今年6月に政府によって決められたイラク国内オリンピック委員会NOC)の理事たち。
政治の介入を禁止するIOCは、このNOCを認めない。


今回のIOCの判断は断固としている。
オリンピック憲章の第28章9項目は、政治介入されたNOCに対し、活動の一時停止やNOC脱退といった罰を下すと記している。
蒸気に該当するNOCIOCと話す機会が与えられる。イラクNOCIOCの間で文章の交換が幾度もされたという。


頑固なイラクNOCだが、周囲の理解は得られなさそうだ。
今年6月に突然メンバーが入れ替わったNOC。不思議にも、前委員長のAhmad Al-Samarai氏や他2名は行方をくらませたままである。
誘拐された可能性が高い。政府の犯行と前委員長のNiran夫人は言っている。
現会長のJasem Muhammad Jaafar氏は、イラク政府のNOC交代の判断は取り消しできないと述べた。


6月に発生したこの交代はもっともな所があるかもしれない。
Jaafar氏曰く、前委員会は汚職にまみれ、きちんと機能していなかったらしい。
オリンピックが汚職にまみれていたというのは有名だ。
招致合戦や会長選挙などでの賄賂は横行していた。
だが、現在ではこれも疑わしい。IOCはクリーン化しているからだ。
2001年からIOC会長を務めるJacque Rogge氏のもと、IOC清浄化は進んでいる。
インターネットを使えばオリンピック憲章などが手に入る。
透明化は進んでいるし、「法の支配」は浸透している。
今回の一件で、IOCの印象は上がるだろう。


イラクは不透明に映る。
国内の宗派間の紛争がイラクを混沌とさせている。
シーア派スンニ派の衝突が今回の背景にあるのは明らか。
イラク戦争が間違いだったと世界の多くの人々は考えているが、現在イラク民主化が行われている。
復興をアピールする機会だが、現政府は今回の件で説明義務を果たしていない。
イラクNOCのメンバーはどこへ行ったのか?無事なのか?
北京五輪へ向け日々練習に励んでいるアスリートたちはどうなるのだろうか?
見捨てるのだろうか?だが、そんなことをすればかえって悪影響だ。
オリンピックがプロパガンダの絶好の機会になりやすいだけに、
国内統治を目論む現大統領に何か企みがあるのだろう。


現在、イラクNOCIOCジェノバで協議している。
イラクNOCの解散を要請するIOCは譲歩すべきではないが、妥協するかもしれない。
北京オリンピックの後すぐに、イラクNOCは選挙を開くと言っているからだ。
世界各国の反応が気になるが、参加を容認する同情的な声はあるのかもしれない。
開幕まであと13日。もう一波乱起こるだろうか?


Ryo2412