Harry Redknapp Buys success.
[Today's Story]
17日、PortsmouthがCardiff FCを1−0で降し、
クラブ史上2回目となるFAカップを制した。
歴史的快挙に選手やファンたちは大喜びだが、
Harry Redknapp監督が素晴らしい人物とは思えない。
Footballへの態度に賛成できないからだ。
(以下の内容は、Tom Bower著「Broken Dreams」を参考)
彼は、お金(利益)を優先させる。
いつ職を失うかわからない監督は、どんなお金でも手にするべきだと主張。
合理的だが、経営能力に乏しいことが問題だ。
多額のお金を使い、多くの選手を獲得するRedkanpp氏。
クラブ経営者たちから批判されている。
1983年にBournemouthという当時ディビジョン3のクラブで監督デビュー。
87年にManchester Unitedを破り、ディビジョン2昇格を果たす。
しかし、多額のお金を選手獲得に使ったにも関らず、90年には再び降格した。
クラブの借金は、87年の£150,000から£2.6million(92年)に達していた。
90年の降格時には£4.4millionもの借金をクラブは抱えていたという。
勝っているときは気分がいいが、
負けが続くと、クラブの経営陣を批判するという。
選手購入のための十分なお金が与えられないから。
移籍を巡るわいろ事件との関連が途絶えない。
これに関しては彼だけの問題でなく、English Football全体の問題となっているが。
Rio Ferdinandが2000年に£18milionでWest HamからLeeds Unitedへ移籍した時、
West Ham監督だったRedkanpp氏は、
Rioの代理人とLeedsの怪しい代理人との仲介を果たし、交渉を進めた結果、
£300,000をWest Hamから受け取った。
Rioは残留を望み、クラブオーナーも当分は移籍させないつもりだった。
しかし、Redkanppは、この移籍が最高の利益を生むと判断し、オーナーには内緒で動いた。
そして、儲けた。
一方でクラブは下降を続けた。
Redknapp氏は、今シーズン素晴らしい成績を残した。
Premier Leagueでは8位。これは、03年に昇格してから最高の順位。
FA Cup優勝に導いたことも賞賛に値する。
だが、お金持ちのオーナーがいたからこそ、彼はKanuなどのイイ選手を揃えることができた。
既に、来シーズンの飛躍へ向け、さらなる選手獲得を約束。
「Footballでは、カネで成功を買える」
Redkanpp氏のこの信条は確かに当たっている。
そして、Footballは、ますますカネに支配されていく。
王子様のようにわがままで拝金主義。
このようなRedkanpp氏には、賛成できない。
Ryo2412