The Withdrawal of Super Aguri From F1
[Today's Story]
先週、スーパーアグリ(SA)がF1から撤退した。
F1でも格差が進み、弱者は生き残れない、ということが強調されている。
これで、誰が儲けるのだろうか?
憶測だが、同じイギリスに構える有名Footballクラブの株主ではないかと思う。
SAの撤退の原因は、資金不足。
経営難のSAの買収には、約£5000万が必要とされていた。
Magma GroupがSAを買収する予定だった。両者は基本的には合意したらしい。
しかし、事態は悪化した。
中東の投資会社Dubai International Capital (DIC)が、
SAを買収するはずだったMagma Groupへの約£5000万という買収資金の送金をやめた。
これで先程の契約は白紙に。
この金額の殆どは、SAをサポートしていたHondaが受け取るはずだった。
昨シーズンの成績が振るわなかったHondaは、このお金を自分のチームに使いたかったはず。
DICの判断が決定的だった。
つまり、SAではなく、Liverpool FCの方を選んだということだ。
DICはLiverpool買収を達成したい。
ファンも、これを望んでいる。
しかし、クラブのアメリカ人オーナーのTom Hicks氏が障壁となっている。
今回のDICの判断で、Liverpoolの株は上がったのではないか。
DICがLiverpool買収に専念する、と考えられるからだ。
そうすると、株は売れ、株価も上昇する。
ここで、Hicks氏が株をDICに売れば、儲けるのは彼自身である。
14日現在、彼は未だオーナーの座にいるが、どうなるであろうか。
Ryo2412