Foreign Players Whom Fans Accept

[Today's Story]


春が深まるにつれ、サッカーファンは寂しくなる。


プレミアリーグの残り試合もあと1試合。


4日、Liverpool-Manchester Cityの試合を観戦した。


Liverpoolはリーグ4位が決まっているし、CL準決勝で敗退したため、
この試合が意味することは特にない。


一方、Manchester Cityは、エリクソン監督の去就問題で揺れている。
オーナーのタクシン・シナワット元タイ首相と監督の関係が良くなく、
エリクソンはクラブを去るのではと予想されている。


Anfieldに集まったCityのファンは監督への支持を懸命に伝えていた。
エリクソン氏もファンに手を挙げて、それに応えていた。


消化試合とも思われるこの試合。
しかし、このような試合でこそ選手の価値が見れると思う。


チームを常に支えるファンがいるからだ。
この人たちの前で情けないプレーをすることは、彼らを裏切ることと同じ。
まして、Liverpoolの今シーズンの成績は、またも落胆的だった。


しかし、クラブに忠誠を誓っているから、ファンたちは最後までクラブを見守る。


選手たちは全力でプレーしていた。
見ていて清々しさを感じた。


Manchester Cityが、後半中盤にハマンを投入した。
Liverpoolのファンたちは、拍手喝采で彼を迎えた。
彼がアップを開始した時、すでにTVカメラは観客の彼への拍手を捕らえていた。


この理由は、彼はかつてLiverpoolに在籍し、
近年のクラブの成功(2004年のCL優勝など)に大貢献したからだ。


Liverpoolから近くのManchesterでは、
Manchester Unitedのテベスが古巣West Hamを相手にゴールを決めた。


West Hamファンは、テベスに拍手を送った。
昨シーズン、彼はWest Hamに在籍し、クラブを降格から救ったからだ。


クラブへの貢献に国籍は関係ない。
ハマンはドイツ人。Footballを見る限り、イギリスでドイツ人は好まれていない。
エリクソンスウェーデン人。下位に低迷していたチームを上昇させた。
テベスはアルゼンチン人。彼のイギリスでの活躍は、かつてのアルディレスを思わせる。


「大衆はものを書かない批評家である」とはヴォルテールが言った言葉。
ファンもこれに近いだろう。
ただ、彼らの選手・監督への評価はわかりやすい。


このような選手・監督の増加が、
世界中のスポーツで現在大切なことであると思う。


Ryo2412